海外の伝統様式からなる美しいデザインや優れた住宅建材や設備、施工方法をきちんと伝えることで 本来の性能や良さを広めていくことで 本当のインポートハウジングの 良さを伝えていくことを目的としています。
多種多民族の国家 アメリカには 各国のデザインや建築様式と 世界のノウハウが集まっている!
19世紀の開拓の時代に 北米で誕生した ツーバイフォーの工法は 日本よりも 厳寒な地で 自然環境から人間の生活を守るために 素人にも建築しやすいように 考えられ、開発されました。
日本では 昭和49年にオープン化されて 在来工法に比べると まだ歴史は浅いですが わずか30数年、2Ⅹ4工法の住宅は日本においても 飛躍的な伸びを見せました。
皆様もご存じの わが国では「枠組壁工法」と言われているこの工法は
正式な名称は Plat form Frame Construction(プラットフォーム・フレーム・コンストラクション)と呼びます。
ツーバイフォーとは、2インチ(50.8㎜)Ⅹ4インチ(101.6㎜)の この工法のおもに縦枠材に使われるディメンションランバー(木材の製材されてなる断面サイズは 38㎜x89㎜ ですが )の2Ⅹ4の規格から 一般的な呼び名になったと言われています。ディメンションランバーの規格は 標準的には 2Ⅹ6、2Ⅹ8、2Ⅹ10、2Ⅹ12、4Ⅹ4 と 6種類の寸法の製材が 用いられ このディメンションランバーで 作られた床、壁、屋根に、構造用合板で躯体が面で構成されていきます。 規格材を合理的に使う事で製材コストの低く抑えることの出来るので 約数百種類もの木材を使うと言われている在来工法とは大きな違いがあります。
この工法の大きな特徴であり 多くの物理学等の専門家も認める ランバー材と合板からなる 「面の構造体」は、屋根裏部屋が使える、間取りが自由にとれる等 空間を有効に使うことが出来ます。 また 規格の統一によって材質、構造的にも 一定のレベルの品質を保つことができるなど、優れたメリットが たくさんあることから、従来の住まいの概念を大きく変え、住宅の性能、安心性、耐久性を著しく向上させました。
北アメリカでのツーバイフォーは?
今日では 戸建ての住宅だけではなく 5階建てのアパート(マンション)などにも 多く採用されています。 また 木造で有りながら 耐火性や耐震性、遮音性に優れたこの工法は北米だけではなく オーストラリアやニュージーランド、北欧でも すでに 一般的な住宅の工法として採用されており、国際的に評価され 認められた工法と言える 木造住宅工法が ツーバイフォーのシステム工法です。
日本の規格との違いは?
ツーバイフォー工法は 日本でオープン化、採用されるようになった時、
そのモジュール(規格寸法の単位)を変えてしまいました。
本来 面の構造体なので 合板や石膏ボードの継ぎ手は 少ないほど強度が高くなるのは
お解り頂けると思いますが、規格を変えることによって ご覧のように 継ぎ目が多くなってしまいました。
また 北米では 面の構造を強くする理由から 内部の石膏ボードも 横ばりが基本ですが 日本では 縦ばりでの施工が 一般的になってしまいました。また 規格を変えることによって すでに 北米で流通していた16インチモジュール用に 作られた 優れた建材を使うことも難しくなってしまいました。
輸入住宅は その国の文化の伝承でもあるという考えに基づき 本物の優れた住宅を日本に広めるために 法的な規制が許す限り
その規格にこだわり続けます。